ナオの活動日記

青年海外協力隊の日常をつらつらと。

負の連鎖

 

まろっ!

 

私はずいぶんサモアにも学校にも慣れ、

生徒たちも私に慣れてきました。

いい意味でも悪い意味でも!笑

 

最近は算数の演習問題をやって、

それをチェックして教えているのですが、

なんとも負の連鎖で。。

問題は担任の先生が出してくれます。

しかし、レベルに合ってない。

掛け算できない3.4年生に掛け算の筆算の問題、

余りのある割り算の問題を平気で出します。

子供たちは分からないので、人の答えを写します。

カンニングすることに慣れているので、

出来る問題も人のを写し、どんどん計算力は

落ちていき、やり方もどんどん忘れます。

出来る子は私に聞きにくるので、

少しずつできるようになります。

この差がひどいことも担任は知っていますが

対策しようとかありません、、

先生たちが子供の頃にそういう風な対策とか

工夫した授業をしてもらってないからでしょう。

いつもこの文化に改革が起きますようにと

願っていますが、なかなかすぐには無理ですね。

 

私は日本人、だからというわけでもないけど

頑張る誠意のある子にはやっぱり熱意持って

「これはこうで、、こうすると、、」と

拙いサモア語で教えています。

しかし、カンニングばかりしている子には

冷たくなってしまいます。

教えても難しすぎるので集中力がすぐ落ち、

周りの子供たちとおしゃべりしたりするので

蹴っ飛ばしてやろうかといつも思います(笑)

しかし、これもこどもたちが悪いわけじゃなくて、

問題の出し方や、レベル別の学習が必要だと

感じてます。来週からは、もっと優しい

ちょっと頑張ってできるような問題を

出していきたいな。あと掛け算覚えさせたい。

 

サモア語が流暢ではないし、

サモア人の先生を動かすのは大変だけど

少しずつできることをやっていきたい。

 

怒ると疲れるし、サモアの子供にやいやい

言いたくないしね。負の連鎖を断ち切りたい。

 

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こちらは3年生。

やっぱりこどもたちはかわいい。